2019年11月 入職
ノビシロクリニック藤沢
内田 麻衣うちだ まい
悠翔会に入ったきっかけを教えてください
病院よりも在宅で働きたいという気持ちがあり、悠翔会入職前も訪問看護師として働いていました。きっかけは、入職したクリニックに近い病院にお手伝いに行った際に、悠翔会を知ったことです。決まったかたちの在宅医療というよりは、これからさらに進化していく在宅医療という点で、自分でも挑戦ができるのではないかと思いました。
今の仕事の内容を教えてください
訪問診療への同行がメインです。ノビシロクリニックは現在、相談業務専任の職員を配置していないため、新規の相談の受け付け、病院との調整、患者さんに訪問診療について説明する事前面談、といった業務も担っています。
やりがいはありますか?
いろいろなことに挑戦できるという点では、非常にやりがいがあります。決められた仕事をしていくというよりは、自分のアイデアを実現し、工夫できるところが非常に楽しいと感じています。
病院勤務時代は、患者さんに医療者側の都合に合わせてもらい、決められたルーチンワークをこなしていましたが、自分で考えて業務をアレンジしていけるところは、在宅ならではの魅力だと思います。

ずばり、働きやすいですか?
「自分にとって、今の環境は100%働きやすいといえるか」と考えると、さまざまな課題もあります。ただ、今は逆に、「働きやすい環境とはどういうものなのか」を考えながら、自分たちでそれをつくっていく時期ではないかと考えています。
悠翔会の課題だと感じることはありますか?
悠翔会は非常に規模の大きい法人で、全国のさまざまな地域に展開しています。一つひとつのクリニックは非常に個性的ですが、提供するサービスや教育の面では、まだ不足しているところがあると感じるので、そういった部分についても、自分のできることを考えていきたいと思っています。
最初のイメージと、在宅医療に特化したクリニックに入職してからのギャップはありましたか?
最初に入職したクリニックが、どちらかというと急性期の病院に雰囲気の近い、忙しいところでした。看護師として、仕事が忙しいのは当然のことで、自分にとってそれほどストレスではなかったのですが、在宅でも病院と同じように時間に追われながら目まぐるしく働くという点では、最初はギャップがありました。ただ、逆にそういう環境だったからこそ、自分にとっての働きやすさや、患者さんにとって何ができるかを考えるきっかけとなりました。
どういう人と一緒に働きたいですか?
看護のあり方や、在宅のなかでの医療のあり方といった、仕事への「+α」について、意見交換ができる人です。今後、在宅の場で必要とされる医療従事者の役割を一緒に考えられる人と働けると、とても楽しいのではないかと思います。

在宅と病院の違いから感じる、在宅医療の魅力とは何ですか?
生活から離れた場である病院では、自分たちは患者さんにとって“正しいこと”をしなくてはいけない、という意識がありました。在宅では、その方が今まで生きてきた歴史を尊重しつつ、そこに医療がかかわります。生活習慣病だからといって、これまでの生活を否定するのではなく、病気も含めながら生活を楽しむことを考えていきます。医療はむしろサポートする側です。療養する人が、その人らしさを失わずにいられるという点で、在宅医療はとても魅力的だと思っています。
3年後のビジョンはありますか?
まず1年後のビジョンとしては、「“自分のノビシロ”も、“地域のノビシロ”も伸ばしていく」ことをコンセプトにしています。3年後には、自分が想像以上の姿へと成長し、思い描いていなかった部分でも役割をもっていることを期待しています。今まで苦手だと思っていた分野にも積極的に挑戦し、できることを増やしていきたい。地域でのクリニックの役割としては、クリニックがハブとして活躍するような存在になっているといいと思っています。